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自宅でのドラムの練習と、スタジオでの練習を効率良く行う。

目次;

・自宅での練習は消音が大変

・オススメの練習メニュー(チェンジアップ)

・自宅での練習をスタジオの実機で活かす 

 ドラムはとても大きな音が出るため、自宅に防音スタジオがない限りは家で練習するのは困難ですね。とは言え、毎日スタジオに通うのも大変だしお金もかかります。

 練習の効率のをあげるためには、自宅での簡易練習とスタジオのドラムセットでの練習を合わせて行うのがオススメです。

本稿では、ドラム練習の効率をあげるためのコツを私の経験から記していきます。

 

自宅での練習は消音が大変

 自宅では大きな音が出せないので、練習パッドでの練習するのが良いでしょう。通常の練習パッドはゴム製の物が多いですが、これも叩くと振動と音で苦情がくることもあります。特にスタンドがついているもでは、床に振動が伝わり、見事に音が漏れていきます。自宅で使うもので一番オススメするのはメッシュの練習パッドです。スタンドもなく、腿につける物なら最高です。

 こちらはPearl トレーニング・パッド 膝当てタイプ TPX-6です。これなら床に振動も伝わらなく、打面もメッシュなので打音もほとんど出ません。パッドは6インチでとても小さく、正しいフォームで打たないとリムを打ちます。リムを打つと音がうるさいので、正確なフォームも鍛えられます。

 メッシュはチューニングできるようになっています。本物のドラムよりメッシュの方がスティックのリバウンド(跳ね返り)が大きいので、チューニングは緩めにしてリバウンドを減らして使うことで、実機に近い感覚になります。

オススメの練習メニュー

 これで家での騒音の問題は解決しました。次は練習メニューですが、当然パッド一つでできることは限られます。パッドも小さいですし、ドラムセットのような動きのある練習はできません。なので、ここでは基礎練習に徹しましょう。シングルストロークやダブルストローク、パラディドルなどの精度をあげるにはもってこいです。フォームと出音に集中して練習しましょう。しかし、ただシングルストロークやダブルストローク、パラディドルの練習をしてもすぐに飽きますね。ここでは是非チェンジアップを試してみてください。

チェンジアップ

 チェンジアップとは、同一テンポで2分音符〜32分音符までに正確に叩き分ける練習方法です。例えば、2分音符→4分音符→8分音符→16分音符→32分音符のように叩きわけます。音を書いてみるとこんな感じです。

”タンタン・タンタン・タタタタ・タタタタ・タタタタタタタタ・タタタタタタタタ・タタタタタタタタタタタタタタタタ・タタタタタタタタタタタタタタタタ”(この逆もやるとよい)

 練習パッドで練習するには、こういう地味な練習がオススメです。このチェンジアップについて詳しい動画ありましたので、ここでシェアしておきます。

出典:パーカッションライブラリー 打楽器専門の情報サイト

自宅での練習をスタジオの実機で活かす

 自宅での練習を積み、今度は実機で同じことができるか試してみましょう。打感が違うので少し戸惑うかもしれません。10分もやっていれば感覚がつかめるでしょう。また、実機では音の粒なども荒く聞こえるかもしれません。実機での練習では、この音の粒にも意識を向けましょう。アクセントがないフレーズなら、全ての音が均一になるように正確に叩きます。

 このような基礎練習は、手首のウォーミングアップに役立ちます。家で練習した事を調整すると共に、体のウォーミングアップもできます。ウォーミングアップが終わったら、曲の練習をしたり、基礎練習のパターンをスネア・タム・フロアタム・バスドラムに入れ替えて練習するのも良いでしょう。

まとめ

 いかがでしょうか。ドラムの練習は家では中々できるものではありませんが、家とスタジオでの練習をうまく使い分けることで、練習の効率はあがり、正しいフォームも身につけられます。どの楽器でも同じことですが、基礎ほど大切なものはありません。家では集中して基礎を行い、スタジオではそれを発展させて練習することで効率を上げられると思います。

それでは、ドラマーのみなさん、楽しい練習を!

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