ピアノ を正しく鳴らす為のフォームについて
まず、ピアノ前に適度な距離をとって座ります。
イスの高さも少し気にしてくださいね。
自然と手に鍵盤を置けて、無理なくペダルを踏める位置が妥当です。
少し浅めに腰掛けて腰をしっかり立たせてくださいね。
そして、鍵盤の真ん中にあるCに自分のおへその部分を合わせます。
さっそく手を鍵盤に乗せてみましょう。
手をドーム型にして指先だけ鍵盤に付けます。
よく小さい子供のレッスンなんかでは、手と鍵盤の間に妖精さんがいるからつぶさないようにしようね、うふ、なんて言います。
妖精さんが卵だったり、厳しい先生だと剣山があるなんて言ったりもします。
こんな感じです。
鍵盤を弾くときは指のこの部分で押します。
ここです。
事前に爪は切っておきましょう。
伸びていると鍵盤の隙間にはさまって折れたりして危険です。
さっそく音をだしてみましょう。
肩の力は抜いて、肘も楽に動くようにします。
指先だけでなく腕全体を使うイメージで弾いてみてくださいね。
大体このようなフォームが理想です。
無理なフォームや体の使い方を間違えると後々弊害が出てきます。
ピアノを弾く人は腱鞘炎になってしまう人、とっても多いです。
バネ指って聞いた事ありますか?
腱鞘炎の一種なのですが、それになってしまうと日常のささいなことも難しくなります。
ペットボトルのフタが開けられない、洗濯バサミをつまめない等々…
長く楽器を楽しむ為には正しいフォームを身につける事も重要です。
とまあ、フォームについて色々述べてきましたが、ちょっと待った!
絶対にこれが正しいってことはありません。音楽ってもっと自由です。
色々なプレイヤーを見てみましょう。
ジャズやロックのプレイヤーは本当に自由です。
指ぺったんこは当たり前。妖精さんは全滅です。
立ち上がってイスの上に乗ったり。
足で弾いたり。
でもそれが凄く格好良いケースもありますし、感動します。
極論を言ってしまえば、自分が出したい音が出せればそれでいいじゃーんってことです。笑
ですが、最初からその人達の真似することはお勧めしません。
そういったプロの人たちほど基本は大事にしています。
基本を身につけた上で自分のスタイルを模索していってくださいね。
楽器の習得は時間がかかります。
次回は正しいフォームを知った上でいかに効率よく指を鍛えるかのやり方をご紹介したいと思います。
それでは皆様ごきげんよう。