ロックバンドのスタジオ練習で全体の音量バランスを調整する方法

January 4, 2017

 

 

 

 

・基本的なミキサーの使い方(ヴォーカル)

・ギター・ベースの音量決め

・ドラムの音量決め

・キーボードなどの電子楽器の音量決め

・ちょっとした気遣いも大切

・まとめ

 

●概要

 ロックは爆音に限りぜ!と思う方は多いと思います。爆音で鳴らすにも、バンドにはバランスが大切です。音量の決め方は電気を使うのか、ミキサーかアンプか、ドラムなら…、でやり方がそれぞれに違います。ミキサーなどの機器の使い方を知り、みんなで思いやりを持って行うことが大切です。「俺が俺が!」ではバランスは取れません。正しく機器を使って、バンドのサウンドの方向性、各パートの音作りも含めて初めてバランスが完成します。時にはサウンドチェックをスタジオ練習のテーマにするのも、「音の良いバンド」に欠かせません。

 音の良い環境でリハーサルをすれば、演奏中の各パートのコミュニケーションも円滑になり、楽しい演奏になります。 本稿では、ロックバンドのスタジオ練習で各パートの音質を向上しながらバランスを取る方法をご紹介します。

 

●基本的なミキサーの使い方(ヴォーカル)

 ヴォーカルのマイクが立ち上がっているチャンネルを確認します。フェーダーは0のまま、腹式呼吸で発声します。ここではしっかりとMaxの声量で発声します。発声しながら、チャンネルの上部のGAINツマミ付近にあるPEAKランプが点灯するまでGAINを上げます。次に、同じ発声でPEAKランプが点灯しない辺りまでGAINを下げます。

 GAINの調整が終わったら、次はフェーダーの調整をします。フェーダーが一番下に絞られている状態では、音量の値はマイナスに位置しています。この値をゼロの位置まで上げます。これでヴォーカルミキサーの設定は、ひとまず完了です。後にバンドの音と合わせてイコライザーを調整します。イコライザーを使用するとGAINも上がるので、同時にPEAKランプが点灯しないように絞る必要があります。

 POINT;ヴォーカルのイコライザーではLOWツマミ(低音域)を下げるとスッキリとした音になりやすいです。

 

●ギター・ベースの音量決め

 各アンプのツマミが全てゼロになっているのを確認します。ギターの接続を終え、電源を入れたらヴォリューム(機によってはMASTER)をフルアップにします。楽器のヴォリュームとトーンもフルアップにします。その後にイコライザーで好みの音を作ります。アンプのヴォリュームがフルアップになっていると、アンプのイコライザーはとても繊細な仕事をします。少し調整するだけで、音質が大きく変わるので、微調整をするだけで済みます。ツマミの値としては、最大限に下げたものをゼロとするなら、2~3程度で十分な効果が得られるはずです。

 イコライザーを調整する際は、ヴォリューム感も上がります。なのでイコライザーの調整をするときは、ヴォリュームを7分程度まで絞ります。こうすると、楽器の本来の音が最大の音量で鳴るようになります。決して、ヴォリュームを程々に上げてからイコライザーに触らないようにします。ヴォリュームとイコライザーを同時に調整すると、音量を決めたいのか、それとも音色を変えたいのかが解らなくなり、迷宮入りしてしまいます。

 また、イコライザーを調整するときは、バンド全体の音とのバランスを意識して、強調し過ぎず、埋もれないようにするのがポイントです。

 ギターアンプや一部のベースアンプにはGAINが付いています。これは音の歪みを調整するものです。好みに合わせて調整します。ここでもヴォリューム感が上がり過ぎたと感じたら少しボリュームツマミを下げます。

 

●ドラムの音量決め

 ギター・ベース・ヴォーカルの音量の軸が決まったら、ドラムを鳴らします。ここでドラムの音量が足りないようなら、ドラマーに、もっとデカイ音が出るようにダメ出ししてください(笑)

 ドラムアコースティック楽器ですから、音量は個人の技量に依存します。大きく出すも、小さく出すも技術です。

 

●キーボードなどの電子楽器の音量決め

 電子楽器をスタジオで鳴らす場合は、アンプで鳴らす方法と、ミキサーで鳴らす方法とスタジオによっても違うでしょう。アンプの場合は、機器のヴォリュームツマミを最大限に上げてからアンプのヴォリュームツマミを上げて全体のバランスの良い位置にします。

 ミキサーで鳴らす場合も、機器のボリュームを最大限に上げてから行います。この場合はヴォーカルの調整と同じく、フェーダーをゼロにしてからGAINを調整します。次にフェーダーをゼロまで上げます。音が大き過ぎたらフェーダーを下方向に調整します。機器のヴォリュームはできるだけ最大限に上げておきますが、必要によっては下げて使います。

 

●ちょっとした気遣いも大切

 音には周波数帯域というのがあります。周波数帯域が他のパートと被ると音は相殺されて聞こえ辛くなります。こうした状態のことをマスキングと言います。よく起こるのが、ギターとスネアドラム、ベースとバスドラム、スネアドラムとヴォーカル、ギターとヴォーカルです。

 ヴォーカルがいるバンドでは、ほとんどの場合でヴォーカルが主軸になります。なので、ヴォーカルには気持ちの良いように歌ってもらいます。よくヴォーカルが聞こえないという相談を受けます。この場合は、ヴォーカルとスネアドラムの帯域が被っていることが多いです。なのでスネアのチューニングを変えてピッチを上げ下げして調整します。これだけで解決することも多くあります。

 ギターとヴォーカルでマスキングがあるようなら、ギターのイコライザーのMID(中域)からHIGH(高域)を下げることが解決できることもあります。

 また、ギターとスネア、ベースとバスドラムの場合でもマスキングされていると、聞こえ辛くなります。どちらが優先かをメンバー同志で殴り合いで決めて(笑)、負けた方の音を変えることで解決来ます。

 

●まとめ

 如何でしょうか。良いバランスでリハーサルを実りのあるものにしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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